中国の胡錦涛国家主席は韓国のソウルでまもなく開かれる20ヶ国・地域首脳会合（G20）への参加に先立ち、会合では四つの主要問題をしっかり把握するべきだと強調しました。

　20ヶ国・地域首脳会合（G20）は11日と12日の両日開かれますが、胡錦涛主席は韓国メディアの取材を受けた際、「会合では次の四つの問題をしっかり把握すべきだ。それは第一に、これからもマクロ経済政策での協調を強め、世界経済の回復の勢いを強固なものにすること、第二は国際金融システムの改革を推し進め、金融市場への管理・監督を強化し、新興国と発展途上国の国際金融機構での発言権と代表性を増やすこと、三は南北の発展におけるアンバランス問題の解決を推進し、国連のミレニアム発展目標の実現に政治的支持を提供すること、最後に、貿易保護主義に反対し、ドーハラウンドの全面的でバランスの取れた結果取得を推し進めることだ」と述べました。