欧州の債務危機拡大を避けるために、国際通貨基金（IMF）は5日、7500億ユーロの欧州救済基金の拡充を呼びかけ、欧州中央銀行に債券の購買量増加を提案しました。

　ユーロ圏財務相会合は6日に行われる予定で、IMFのドミニク・ストロス・カーン専務理事がこれに出席します。IMFの事前レポートによりますと、会合の席上カーン専務理事は欧州救済基金の拡充を呼びかける予定です。

　欧州での債務危機発生後、IMFとEU（欧州連合）は7500億ユーロの救済基金を設立し、ギリシャとアイルランドに支援を提供しました。しかし、市場は債務危機がポルトガルとスペインにまで波及することを懸念しており、EUは救済基金拡充という圧力を受けています。現在、ユーロ圏加盟国はこの問題について一致に達してはいません。（翻訳：牟ケン）

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