報告書では、現在アジア各地域の経済は勢いのある成長をしているとし、中でも中国とインドがほかをリードし、2010年の経済成長率は中国が10.5％、インドが9.7％になると見込まれています。

　同時に、報告書は「アジアは経済成長を見せているが、新たな政策の課題に直面している。インフレからの圧力が累積し、一部の不動産市場の価格が二桁のスピードで上昇している。今後の一定期間に、流れ込んだ資本は国内の物価に更なる圧力をかけることになる」と指摘しました。

　アジア各国の戦略担当者はすでにインフレと金融部門の脆弱性的な資本の蓄積を抑えるため、対処措置を打ち出しましたが、更なる規制が必要です。（翻訳：Sui＆吉野）