携帯電話は今後、一卡通（バスや地下鉄で支払いができる交通ICカード）としての機能も兼ねたツールとなります。チャイナ・ユニコム(中国聯通)の携帯電話による支払い業務が来月北京でスタートします。ユーザーは特定のSIMカードに入れ替えることで、バスや地下鉄の乗車料金の支払いや、デパートなどでの支払いが可能になります。

　チャイナ・ユニコムの携帯電話による支払い業務はすでに北京、上海、広州、重慶など4つの都市でテスト運営を行っており、11月からこれら4つの都市で正式に運営され、その他の都市にも徐々に普及していきます。現在、携帯電話による支払い業務はスタート前の準備段階に入っており、具体的なサービスの開始日は明らかにされていません。この業務はテスト段階ですでに、ユーザーの人気を集めています。

　携帯電話で支払いを行うためのIDと通信機能のIDはそれぞれ別のIDを使うこととなり、支払い機能のチャージの上限は1000元（およそ12000円）となっています。これについて、専門家は「携帯電話をなくした場合に備えて、損失を防ぐための支払いパスワードを設置するよう」提案しています。（2010/10/19　翻訳：yin）