イランのファルス通信によりますと、イランは今年上半期EU・欧州連合に輸出した原油の金額は前の年の同じ時期より91%増加し、EU第5の原油供給国になったことが分かりました。

　ファルス通信はこれについて「今年に入ってEUは、原油輸入の面でイランへの依存度が高くなっている。最新の統計によると、今年上半期、イランがEUに輸出した原油の金額は54億ユーロ上回った。これは去年の同じ時期のEUにおける原油輸入額の5.2%である。去年、イランはEU第7の原油供給国だったが、現時点で、73億ユーロ相当の原油を輸出しており、EUの原油輸入額の4.5%を占めている」と述べました。

　今年上半期、EU27ヵ国はあわせて1030億ドルの原油を輸入しました。そのうちロシアの輸出額は348億ユーロで、トップの座を占めています。ノルウェー、リビア、カザフスタンは2位から4位までを占め、イランはサウジアラビアとナイジェリアを抜いて5位に踊り出ました。（朱丹陽）