中国国家統計局の盛来運報道官は11日、中国経済の状況について「全体として良好であり、マクロ調整の予想どおりに進んでいる」ことを明らかにしました。

　国家統計局が発表した今年8月の経済データによりますと、工業においては、全ての国有企業および年間の売上高が500万元(約6200万円)以上の非国有企業の総利益は昨年同期より13.9％増加しました。また、先月に比べて増加ペースは0.5％上がり、今年以来初めて上昇しました。

　盛来運報道官は「設備製造業と軽工業が工業利益の増加を牽引してきた。増加幅は3ヶ月連続して13％から14％までの水準を維持しているが、これは、工業が急速な成長から安定した成長に移行していることを示している」と説明しました。

　投資と消費については、今年1月から8月までの都市部の固定資産投資は昨年同期に比べ24.8％、8月の消費財小売総額は昨年8月より18.4％といずれも増加したということです。(鵬)