新華社通信によりますと、第13回中日経済シンポジウムが3日、中国吉林省の省都・長春で開催されました。今回のシンポジウムは「世界の経済成長を推し進めるエンジン――中日協力のチャンスと課題」をテーマにしています。
その中で、中国国際貿易促進委員会の于平副会長は、「現在、日本にとって中国は最大の貿易パートナーでもあり、最大の輸出先でもある。一方、中国にとって日本は3番目の貿易パートナーであり、2番目の外資誘致先でもある」と強調した上で、「中日両国が協力し合い、互いに補完し合う貿易関係は両国の経済発展にプラスとなる」との考えを示しました。于副会長はまた、「中日両国は自由貿易区の建設を積極的に推し進め、知的所有権の保護を強化していくと同時に、技術の壁を突き破り、科学技術の研究開発と革新における協力を強めていく必要がある。そのほか、中小企業間の協力促進を含む農業、物流、通信、環境保護や省エネなど各分野における協力を広げていく必要がある」とアドバイスしました。
中日経済シンポジウムは人民日報社と日本経済新聞社の共同主催により、1984年に始まりました。中日両国の経済界が対話をする重要な交流の場であり、2年に1度開催されています。(翻訳:KH)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |