中国国際経済交流センターの魏建国秘書長は18日北京で、「今年、中国の対外貿易黒字は去年と同じように低下する態勢を保ち、年間の黒字は500億ドルから1000億ドルになる見込みだ。しかし、金融危機発生前の2008年の黒字は2950億ドルだった」と述べました。

　これは中国輸入政策検討会で述べたものです。魏建国秘書長は「金融危機発生以来、中国の輸出が大幅に下げた。一方、輸入は毎月4割から6割増えつつある。この9ヶ月間、輸出は輸入を超過し、このような状態は続いていくだろう」と述べました。

　魏建国秘書長はまた、黒字の減少は中国経済成長に損害をもたらすことはないと述べた上で、経済と対外貿易構造を改善するため、中国が輸入を一段と拡大し、特に必要とする技術とサービス業の導入に重点を置くべきだと強調し、関係諸国が中国へのハイテク技術輸出の制限を緩和させるよう呼びかけました。（翻訳：トウエンカ）