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輸出量世界一の中国、まだ貿易強国にあらず

2010-01-10 20:45:42     cri    
 10日に発表された2009年通年ベースの貿易データによりますと、中国の輸出入は昨年末、力強くリバウンドしました。これを受け、専門家は「中国は輸出が『世界一』になる見込みはあるものの、『貿易強国』とはまだ言えない」と見ています。

 中国税関の統計によりますと、2009年、中国の対外貿易の輸出入総額は2兆2072億ドル余りで、昨年同期比13.9%の落ち込みとなりました。12月、中国の月間輸入額は歴史的記録を刷新し、月間輸出額も史上四番目の高さとなり、対外貿易は加速度的に回復しつつあることが示されています。

 中国商務省の鐘山次官は、「2009年通年では、中国の輸出はドイツを上回って世界一になる見込みだが、貿易の中身は均衡が取れておらず、これからは構造調整に力を入れ、成長方式を変えて、均衡の取れた貿易を促していくよう工夫していく必要がある」と見ています。

 また、中国国務院発展研究センター対外経済部の趙晋平副部長は、「中国が輸出規模においてドイツを抜いて世界一になるということは、中国が貿易大国になったことを物語るだけでしかない。しかし、輸出製品の構造や、イノベーション及び産業のコアコンピタンスの視点から見れば、中国はまだ『貿易強国』とは言えない」との考えを表明しました。(翻訳:Yan、金井)

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