中国国家原子力機関（CAEA）と国際原子力機関（IAEA）は16日、北京で核安全保障協議に調印し、核安全保障に関する法律や基準などでの協力を強化していく姿勢を示しました。

　中国国家原子力機関の招きに応じ、国際原子力機関の天野之弥（あまのゆきや）事務局長一行は中国を訪問しています。訪問期間中、天野事務局長は、中国との協力を強化し、中国の原子力事業の推進に貢献する考えを示す一方で、中国が国際における核に関する事務でより大きな役割を果たすよう期待を表しました。

　このたび、双方が調印した核安全保障協議は核安全保障に関する法律や基準、大型公衆活動での核安全保障、核安全保障機能整備と人材育成などの分野での協力強化が主な目的となっています。（翻訳：ヒガシ）