このほど、タイのアビシット首相は「領土紛争が解決できなければ、タイはカンボジアと合意した国境問題の覚書を廃棄し、外交や軍事などの手段を講じる」と述べました。これに対して、カンボジアのフン・セン首相は国連に書簡を送り、「アビシット首相の言論は武力脅威である」とし、カンボジアは外来侵略に反対するいかなる合法的権利を留保すると強調しました。
これに対して、タイのトゥアックス副首相は9日「タイの外務省は善隣友好の下で、このことを慎重に対応する。タイの軍隊が両国の国境に兵力を配置していることは、領土と主権が侵犯されないためだ。これは先に攻撃を行う意味ではない」と強調しました。さらに、「越境しないかぎり、国境地区で兵力を配備することは、カンボジアの自由と権利である。タイ政府は、現段階の情勢で国境を閉鎖するつもりはない」と表明しました。(朱丹陽)
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