アメリカのガイトナー財務長官はこの日、ホワイトハウスの記者会見で、「今回の制裁の目的は、その他の政府と外国の金融機関がこれらの部門または個人と往来することで、イランの違法活動を支援することを阻止するためである。これは、アメリカ政府が国連安保理の第1929号決議を実行するために取る制裁措置である」と述べました。

　なお、安保理は今月9日、イラン核問題について、制裁内容を含む第1929号決議を採択しました。決議に基づいて、国連加盟国がイランへ主戦タンク、装甲戦車、大口径大砲システム、戦闘機、攻撃ヘリコプター、軍艦、ミサイルまたはミサイルシステムを輸出することを禁止し、イランの核兵器弾道ミサイルの運搬にかかわるいかなる活動も禁止しています。（翻訳：玉華　チェック：吉野）