中国の胡錦涛国家主席が12日、カザフスタンの首都・アスタナでナザルバエフ大統領と会談を行いました。

　席上双方は、両国関係や共に関心を寄せる問題について意見交換を行い、多くの問題で意見の一致を見ました。

　胡主席はその際「中国は両国関係の発展を重要視し、カザフスタンとの関係発展を中国外交では優先している」と述べました。

　また、胡錦涛国家主席は両国の戦略的パートナーシップの発展について五つの提案を行ないました。

　それは第１に、両国のハイレベル交流を密接にし、戦略的な相互信頼を強化すること、第2は実務協力を拡大し、共同利益を増やすこと、第3は人文交流を拡大し、伝統的友情を強化すること、第4は安全保障分野の協力を強化し、地域の安定を促進すること、第5は多国間協力を推進し、共同の利益を維持することです。

　これに対し、ナザルバエフ大統領は、胡主席の訪問に歓迎の意を表明した上で、胡主席の両国関係の発展についての提案に賛成の意を表し、中国との関係を重視しているカザフスタン側の意思を表明しました。

　ナザルバエフ大統領はまた、「両国の国交樹立18年来、両国関係は飛躍的に発展してきた。相互信頼と相互尊重に基づき、両国の戦略的パートナーシップは迅速に発展している。両国のハイレベル交流が頻繁になり、各分野での協力も新たな段階に入った」と述べました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）