2日間に渡ったＧ20財務相・中央銀行総裁会議が5日、韓国の釜山（プサン）で閉幕しました。各国の財務相と中央銀行総裁は、安定した世界経済の回復を確保するため、各加盟国がより効果ある財政と金融政策を引き続き実施し、金融市場の透明性をより向上させることで合意しました。

　G20財務相・中央銀行総裁会議は会議後、共同声明を発表し「世界及び各地域の経済は順調に回復しているが、国別、地域別に回復速度が異なっている。ユーロ圏で発生した財務危機は、世界経済の回復が深刻なチャレンジに直面している今、各国間の協力の重要性を示している」としています。

　また、声明は「財政健全化措置を講じることは、世界経済の回復にとって重要なことである。資本変動性と危機拡大を予防するため、各国の共同努力が必要だ」と指摘しました。（万、金井）