韓国大統領府青瓦台（チョンワデ）はこのほど、「韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領とアメリカのオバマ大統領は18日午前、3月に発生した哨戒艦『天安号』の沈没事件について電話会談を行った」と明らかにしました。

　双方は「天安号」の沈没事件について話し合った上で、この事件を引き起こした犯行者に共同で対応する姿勢を表しました。

　オバマ大統領はその中で「この事件に対する韓国政府の対応と調査団の調査を支持する」という考えを示した上で、「クリントン国務長官を来週韓国に派遣し、この事件について会談させる」と述べました。

　この他、韓米首脳は、両国の外相及び国防大臣が4人のツープラスツーの会談をソウルで6月22日に行うことで合意しました。

　3月26日、韓国海軍哨戒艦「天安号」が沈没し、乗組員104人のうち生存者は58人だけでした。これに対して、韓国政府は「この事件に対して客観的かつ科学的な調査を徹底的に行い、犯行者の責任を追及する」としています。

　なお、韓国軍当局と民間人、外国専門家からなる連合調査団は20日、この事件の詳細を発表するということです。（万、大野）