欧州委員会のバローゾ委員長は5日、国際金融投機者によるギリシャ債務危機の投機を非難しました。

　これは、バローゾ委員長がギリシャを救済するためのユーロ圏１６ヵ国の首脳特別会議の前に行われた欧州議会で述べたものです。バローゾ委員長はその際、「金融市場は投機の場所ではなく、投機者が引き続きこのような責任のない行動を取るならば、EUは直ちに関連措置を取る」と警告しました。

　バローゾ委員長は、また、投機者がギリシャ債務危機の情勢を見誤らないことを警告し、「ギリシャ政府は人々を納得させる金融引き締め計画を策定した。ギリシャの経済が持続可能な発展の道に乗る。７日に開かれるユーロ圏首脳会議の特別会議で、ギリシャを救済する計画のすべてのプロセスを許可し、ギリシャは適時に貸付金を得られる」と述べました。（翻訳：任春生　チェッカー：吉野）