ギリシャでは5日、数万人によるデモとストライキが行われました。
ギリシアの主な労働組合の呼びかけの下、数万人がアテネ市中心に集まり、デモを行いました。参加者の一部が市の中心部のある銀行に放火し、3人の銀行職員が死亡し、40人が負傷しました。負傷者は29人の警察と11人の一般市民です。
5日、ギリシャに出入りする航空便はすべてキャンセルとなり、船員と鉄道部門の従業員もストライキに加わり、病院も急診部門を除いて休みとなっています。また、教師のストライキが4日から始まり、学校はすでに2日休校となっています。さらに、メディア関係者もストライキに参加し、ギリシャの国営テレビは5日、ニュースを放送せず、バラエティと音楽番組を放送しました。国営通信社もニュースを出さない状態となっています。
首都アテネのほか、北部のテッサロニキと西部の港町パトラでも大規模な抗議デモが行われました。
ギリシャのパプーリアス大統領、パパンドレウ首相及び主要党派と労働組合は5日、アテネでの暴力事件を非難しました。パパンドレウ首相は事件の主犯に対し行動を取り、社会の安定維持を急務にする考えを示しました。(翻訳:ヒガシ)
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