ギリシャのパパンドレウ首相は2日、「ギリシャはすでにEU・欧州連合とＩＭＦ・国際通貨基金のギリシャ向け融資の条件を受け入れた」とあきらかにしました。

　ギリシャ内閣はこの日、閣僚会議を召集して、欧州連合や国際通貨基金と合意した緊急融資協議を可決しました。パパンドレウ首相は会議後、テレビ談話を発表し「財政破綻を避けるため、ギリシャは大きな犠牲を払わなければならない」と述べました。

　ユーロ圏の１６カ国は2日、会議を開き、ギリシャへの緊急支援協議を可決しました。この協議によりますと、ギリシャの財政危機を解決するため、欧州連合と国際通貨基金は2012年前に1200億ユーロの融資を提供する予定です。しかし、融資の条件として、ギリシャは消費税再度増加、年金と公務員給料の再度削減など追加財政緊縮策を受け入れなければなりません。