胡錦涛国家主席は2日午前、上海万博の開幕式に参加したミクロネシア連邦のモリ大統領と会談しました。

　ミクロネシア連邦のモリ大統領は胡錦涛国家主席との会談で「上海万博は発展途上国で初めて開かれた万博だ。発展途上国の国として誇りに思い、その喜びを分かち合いたい」と述べました。

　これに対して胡錦涛国家主席は「太平洋島嶼諸国が団体の形で上海万博に参加することを歓迎する。上海万博で、太平洋島嶼諸国が世界に向けてピーアールできると信じている」と述べました。また、「両国の友好協力を新しい段階に引き上げるために、ミクロネシアと共に努力していきたい」との述べた上で、「政治関係を密接なものにし、ハイレベルと各級の往来を強化して、相互理解と信頼を深めていくこと。実務的な協力を深めて、強い補完性を活用して、漁業、新エネルギー、インフラ整備などで協力を強化すること。文化、教育、観光などの分野での交流を拡大していくこと。多国枠組み内での協力を強化して、国際問題や地域問題で交流と協調を保ち、両国や発展途上国の共同利益を維持していくこと」を提案しました。（朱丹陽）