アピシット首相は、「これまでも実行可能な政治的解決案は拒否していない。しかし、脅迫によって政治的な変革をもたらす可能性はない」と述べました。

　アピシット首相は、「政府が反独裁民主戦線の反政府デモを武力で排除することを自制しているのは、反政府デモが現在政府が直面している問題の一部にすぎないからである。政府の目標は国を平常な状態に回復させることにある」と述べました。

　なお、アピシット首相は24日、「政府としては、暴力によって政治的な狙いを達成しようとする行為は受け入れられない。だから30日以内に下院を解散せよとの要求は拒否する」と語りました。この日の夜、反独裁民主戦線の指導者ビーラ氏はこれに対して遺憾の意を表わしました。（翻訳：玉華　チェック：大野）