タイ政府の発表によりますと、タイの首都バンコクで１０日夜、タクシン元首相の支持派団体「反独裁民主統一戦線（ＵＤＤ）」と治安部隊との衝突で、800人が負傷し、19人が死亡したということです。タイメディアによりますと、死亡者の中には、タイ治安部隊の兵士4人と日本人記者1人がいるということです。

　また、タイ陸軍の報道官は11日午前、「UDDは28人の治安部隊兵士を拘束した。これらの兵士の釈放を求めるため、UDDとの交渉を用意している」と語りました。

　衝突による損失を軽減するため、タイ政府はUDD指導者と対話をするシグナルを出しているものの、UDD側からの返事はないということです。（04/11　翻訳者：Lin　チェッカー：丹羽）