スティグリッツ氏は、「人民元の切り上げを強要するアメリカの行為は保護主義を体現している。為替レートを操作するという考え方は欠陥のあるものだ。人民元切り上げの強要は世界貿易をゆがめる可能性がある。アメリカ貿易の赤字の原因を中国のせいだけにしてはならない。貿易の均衡に影響する要素は為替レートのほか、まだたくさんある。中でも国民の貯金率は最も重要な要素だ。もし、アメリカがこれを引き上げなければ、多国間貿易の赤字を大幅に減らすことはできない。貿易戦には、勝者はいない。アメリカは国内の高い失業率や国内からの圧力に直面しているためにスケープゴートを探し、中国に対して、貿易戦を仕かけている。今回の金融危機はアメリカによるものだ。アメリカは国内で原因を探すべきだ」と述べました。(翻訳:トウエンカ)
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