アメリカコロンビア大学の教授で、ノーベル経済学賞の受賞者であるロバート・マンデル教授がこのほどの記者会見で、「中国経済が世界経済における地位などを考慮して、人民元は国際通貨システムでより大きな役割を果たすべきだ」と述べました。

　マンデル教授は、「2011年にIMF・国際通貨基金がSDR・特別引出権の重要性を新たに調整する際、人民元をその中に組み入れるべきであり、それをイギリスポンドや日本円と同じようにそれぞれ10％を占め、その他は米ドルとユーロとなるべきだ。金融危機は、現存の国際通貨システムに対する調整が行わなければならないことを求めている。新しい通貨システムは米ドルだけを基軸とするだけではなく、世界的に保有する通貨を対象にするべきだ。そのうち、人民元の地位を十分認めるべきだ」と述べました。（翻訳：トウエンカ）