文章は「人民元為替レートが低いことが米中貿易輸出超過の原因だとして、中国はアメリカの雇用チャンスを奪ったと思う人が多いが、それは完全に間違っている」と指摘しました。
また、「人民元為替レートの切上げは雇用創出につながらない。その原因の一つに、米中貿易輸出超過の際、米の内需が増えることで雇用が減少するのではなく逆に増えるものだ。次に、輸入が雇用減を招くと思われているが、輸入が物流、小売などで雇用創出をもたらすほか、純資本流入が大きくなることで雇用増につながる。また、人民元の為替レートの切上げは、中国と競争関係にあるベトナムやインドに雇用創出をもたらすが、米の雇用増にはつながらない」と分析しています。
さらに、「長期的にみて、雇用創出の切り口は財政赤字の削減にある。政府の赤字はアメリカ経済の持続的繁栄の最大の脅威になる。自国をきちんと整頓することこそ、米国の経済と外交地位の向上を図ることができる」と強調しました。(閣、吉野)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |