アメリカのワシントンで開かれていた初の核セキュリティーサミットで遂げた成果について、IAEA・国際原子力機関の天野之弥(あまの ゆきや)事務局長は記者会見で、歓迎の意を示しました。
天野之弥事務局長は「47カ国からの首脳または代表が、サミットの期間中、核安全をめぐって幅広く議論しあった。そして、IAEAの活動を力強く支持していくと約束しあった。これは大きな成果だ」と評価した上で、「IAEAの目的は、各メンバー国に核安全に関する情報、アドバイス、サービスを提供することだ。しかし、今は資源不足の問題を抱えている」と述べました。
また、中国の胡錦涛国家主席がサミットで行った国際核情勢に関する演説に歓迎の意を示すと同時に、中国の核安全維持の面での貢献を評価しました。
一方、天野之弥事務局長は、サミットが達成した核材料と核施設の安全を確保するコミュニケと活動計画について、「目的達成は関連各国の今後の努力による」と懸念を示しました。(朱丹陽)
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