アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」は18日、社説を発表し、「世界経済に表れた問題に対し、人民元為替レートはスケープゴートになった。これは誤っている。中国は人民元の切り上げ要請の圧力に抵抗するべきだ」と述べています。
この『人民元はスケープゴートになった』と題した社説は、「人民元の大幅な切り上げは中国経済の成長に損害を与える可能性がある。日本はアメリカの圧力に屈して日本円を大幅に切り上げた結果、『失われた10年』をもたらした。これが一つの例だ。また、通貨の切り上げは貿易赤字の問題を解決できない。これまでの20年間、日本円対ドルの切り上げは、アメリカ対日本貿易の赤字問題を解決できなかった。今回の金融危機において、中国は世界経済を率いて不景気から脱出している。世界は中国の力を必要としている。人民元の切り上げは中国経済に損害を与えるだけではなく、世界経済の回復にプラスとならない。アメリカは人民元為替レート問題で中国へ圧力をかけることを止めるべきだ」と述べています。(翻訳:トウエンカ)
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