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キッシンジャー氏「長い目で米中関係を見るべきだ」

2010-03-15 21:32:21     cri    

 「中米関係講演会」が北京で15日開かれました。アメリカのキッシンジャー元国務長官は、「長い目で米中関係を見るべきだ」と強調しました。

 新華社通信によりますと、ここ数カ月、アメリカは中米関係を損なう一連の行動を取っていました。台湾への武器売却、オバマ大統領のダライラマとの会見、保護貿易主義などです。これらが、両国の多くの分野での交流や協力に悪い影響を与えています。キッシンジャー元国務長官は最近の中米関係に触れた際、「自分は両国関係を楽観視している。これまでも両国は数回もの摩擦があったが、いずれも適切に解決できた。今回も解決方法が見出せると思う」と述べました。

 さらに、「アメリカは中国が成長してほしい。中国の成長はアメリカの利益に合致する」とした上で、「現在、新しい国際政治の力関係が形成されつつある。各国も力の均衡に向かって動いて入る。アメリカは各国との関係を見直す必要がある」との見解を示しました。

 なお、この日、李克強副首相はキッシンジャー元国務長官と会談し、両国関係や、共に関心を寄せる問題について意見を交わしました。(朱丹陽)

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