中国外務相の秦剛報道官は4日の記者会見で、「中国は、誠意を持って実際行動で中米両国関係の健全的かつ安定的な軌道を推進して行くことをアメリカに希望する」と述べました。

　秦剛報道官は、「ジェームズ・スタインバーグ米国務副長官が中国訪問期間中に、双方は中米関係など共に関心を寄せる問題について正直に幅広く意見を交換した。去年、中米関係は良好な開局を取得した。これは双方が共に努力した結果であり、双方の利益に合致した。しかし、この2ヶ月間、アメリカの台湾問題やチベット問題に対する行為は中米の3つの共同コミュニケと『中米共同声明』の原則に反している。これによって中米関係が大きく妨げられ、重要分野における両国の協力が困難にぶつかっている。当面、差し迫って重要なのは、アメリカが中国の立場を真剣に考慮し、中国側の核心となる利益及び関心を寄せる問題を適切に尊重し、実際行動で両国関係の健全的かつ安定的な軌道を推進して行くことだ」と述べました。（翻訳：トウエンカ）