パン・ギムン事務総長は21日、国連のハイチ特使を務めるビル・クリントン氏と会談を行ってからメディアに対し、ハイチへの支援は現在、被災後の緊急支援活動から継続的な災害救助と早期復旧へと重心を移していく最中で、最終的には再建段階に入っていくと明らかにしました。
パン事務総長はクリントン特使と共通認識に達し、「ハイチへの援助は人道主義援助、治安の維持および経済の立て直しという3つの面に重点を置くべきだ」としました。
パン事務総長はこれについて、「効果的なメカニズムを通して、すべての救済物資を援助が必要な人々の手に届けて行く」とした上、「安保理は平和維持部隊と警察を3500人増派することを承認し、加盟国から積極的な支持を受けた。これらの人員をいち早く配備させ、治安の改善に当たっていく」と表明しました。
経済の立て直しについて、パンギムン事務総長は今月25日、モントリオールで開かれるハイチ問題の国際会議にジョン・ホームズ人道問題担当事務次長及び国連開発計画(UNDP)のヘレン・クラーク総裁を派遣することを明らかにし、「国際社会がハイチの再建に協力していくよう促すため、国連は世界銀行、米州開発銀行と欧州委員会などと共に被災の評価を行う」と発表しました。
さらに、クリントン特使も、リーダーシップと世界的影響力を生かし、ハイチの再建とより良い発展のため協力していくと述べました。(翻訳:Yan)
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