国連の人道問題担当兼緊急援助調整のジョン・ホームズ事務次長は20日、このほど中国を含む国際救助チームのハイチでの活動について、間違った報道があったことを強く非難しました。

　ホームズ事務次長はこの日、国連本部で「一部のメディアは、中国などの救助チームがハイチの国民ではなく、国際組織の人々を救出することに専念したと報じたが、これらの報道はうそで根拠はない」と述べました。

　ホームズ事務次長は、また「国際救助チームの活動は全体的にいえば非常に公平で、中国の救助チームは率先して国連のハイチ安定化派遣団の本部で捜索活動を行うと同時にそのほかのところでも捜索活動を行っている。一つの場所だけにいたわけではない。中国救助チームの救助活動の効率が非常に高い」と強調しました。

　なお、中国外務省の馬朝旭報道官は、19日の定例記者会見で中国救助チームがハイチで中国人だけを救うという言い方に反論し、この報道は間違いでまた下心があると指摘しました。（翻訳：任春生　チェッカー：村田）