中国国際救援隊医療チームの侯世科責任者は18日、ハイチの首都ポルトープランスで「ハイチ地震後、大規模の疫病感染を引き起こす可能性が高い。現在、医療チームは負傷者を救助すると共に、疫病感染の予防にも努力している」と述べました。

　ハイチでは地震の前に、デング熱という蚊によって媒介される熱帯伝染病が流行っていました。現在、被害者は避難地に集中し、食品、水や薬など生活必要品の供給が足りず、衛生環境も悪く、ペストやコレラなどの疫病も発生、感染しやすくなっています。

　これに対して、中国医療チームは18日までに、3000平米の避難地を消毒しました。また、職員らは現地のボランティアと共に、現地住民に予防知識を知ってもらうために、2000枚のフランス語の資料を配布しました。（万、吉野）