国連安保理は19日、大地震が発生したハイチへ3500人の平和維持部隊を増派し、現地の災害救援と復旧作業に協力する決議を採択しました。

　国連の人道主義事務協調室が19日明らかにしたところによりますと、国際救援隊に救出された生存者が90人を超え、生存者を救出する望みがまだあるということです。

　国連本部は同日、ハイチ地震で犠牲になった国連駐在機構職員のための追悼式を行いました。世界各地の国連機構が黙祷し、犠牲者たちに哀悼の意を示しました。18日まで、国連機構の職員の死亡者数は47人確認されました。

　国連のパン・ギムン事務総長は19日、中国の8人の平和維持警察官が地震で亡くなったことに弔電を送り、哀悼の気持ちを表しました。「8人の警察官がハイチの平和のために命をささげ、国連の平和維持事業に貢献した」とたたえました。

　また、アメリカ軍が19日明らかにしたところによりますと、ハイチ震災救援に参加した米軍の主要な任務は、まもなく生存者救出から犠牲者の遺体の捜査にシフトするということです。（翻訳：ZHL）