国連安保理の輪番議長である張業遂中国国連大使はニューヨーク国連本部で18日、「安保理の各常任理事国はハイチに平和維持部隊を増派するというパン・ギムン事務総長の提案を支持し、これにできるだけ速く対応をする」と述べました。

　安保理はこの日、ハイチの地震問題について会議を開き、17日ハイチを訪れたパン・ギムン事務総長の報告を聴取しました。パン・ギムン事務総長は、「地震後のハイチの状況を考慮し、平和維持警察1500人と平和維持隊員2000人をハイチに増派することを安保理に提案する」と述べました。

　張業遂大使は会議後、講演し、「安保理はこれに迅速な回答を行うために積極的に活動をしていると共に、ハイチの情勢に注目している。安保理は地震で亡くなられた国連の職員が生前ハイチで行った大きな貢献を高く評価する。そして、ハイチの平和と安定のために絶えず働いている国連ハイチ安定化派遣団のすべての団員に心から感謝する」と述べました。（翻訳：トウエンカ）