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<ハイチ地震>中国、震災後の救助に積極的に参加

2010-01-16 21:58:04     cri    

 ハイチでマグニチュード7.3の地震が発生した後、四川省ブン川大地震を身を持って体験した中国政府と中国人民は、早速救助活動に取りかかりました。

 15日中国政府は「ハイチに3000万元(約3億9000万円)にあたる人道主義救援物資を提供する」と発表しました。16日午後中国南方航空の輸送機の第一便が薬品やテント、携帯式緊急用ランプ、飲用水浄化設備、食品、飲用水、衣服など90トンの物資を載て、北京を出発し、ハイチの首都ポルトープランスに向かいました。

 中国国防省外事弁公室総合局の耿雁生局長は「調達の命令は昨日の午前10時ごろ受け取った。一般的には、48時間から72時間内で最初の援助物資を送り出せばよいのが、最も早いスピードが求められたので北京、上海、南京、石家荘、珠海の5カ所から同時に調達した」と述べました。

 なお、救援物資を載せた輸送機は19時間かけてハイチに到着する予定です。その後の速やかな分配を行うため、中国政府はハイチ政府や中国商務省や国連の現地駐在機関などと協調しています。中国商務省対外援助局の余応福副局長は「中国政府と人民は、ハイチ人民と共に困難に立ち向かっていく。今後、被災状況によって引き続きできるだけの援助をしていく」と述べました。

 現在、中国国際救援隊は現地で救援活動を行っています。唯一の医療ステーションを開設した中国医療チームは、これまでに120人以上を治療しました。また、疫病の予防活動も行っています。中国救援隊の努力は国際社会から評価されています。

 アメリカ国務省の公共事務担当のバージニア報道官は「これは国際社会が心を一つにした救援活動である。中国も捜査隊を組み、緊急に必要とされるDNAの専門家3人を現地入させた。彼らは現在死者の身元確定に力を注いでおり、中国は救援活動で重要な役割を果たしている」と述べました。

 一方、多くの中国人は寄付活動に乗り出しました。中国の赤十字の会はハイチへの寄付金を集めはじめました。個人や組織が銀行や郵便局、赤十字の会のサイトなどを通して、寄付することが出来ます。四川省の赤十字の会が最初に受け取った募金は、20代女性からの200元でした。また、ボランティアたちも待機しています。

 ここ数年、中国はアルジェリアやイラン、パキスタンなどの国で地震などの災害が発生した時、積極的に救援活動に参加しました。中国地震応急捜査救助センターの曲国勝さんは「わが国は人道主義援助に力を入れている。救援活動に参加し、物資と資金援助を提供した。被災後の復興などにも大きな役割を果たしてきた」と述べました。(藍、丹羽)

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