WTO・世界貿易機関のラミー事務局長は8日、「世界経済は底を打った可能性があるが、明らかな反発が見られていないことから、今年、金融危機を脱出できるかどうかはまだ分からない」と述べました。
ラミー事務局長はこの日、フランスのラジオ局の取材に対し、各国政府は金融危機対策の実施として市場に大量の資金を投入しおり、同時にこれが大量のバブルを引き起こしていることを指摘した上で「この状況を見極め、できるだけ早くバブルをなくすべきだ」と強調しました。
一方、中国やインド、ブラジルなど新興国の経済について、ラミー事務局長は「これらの国の経済は活力に溢れていることから、金融危機の影響は小さかった。新興国は活気に溢れ、管理が適切で債務が少ない。ある意味で言うと、新興国のマクロ調整は先進国より優れている」との見解を示しました。
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