世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は2日、「世界経済について、2010年は不確定性の高い1年だ」と語りました。
トルコのイスタンブールで開かれている世界銀行年次総会の予備会議で、ゼーリック総裁は、「金融危機による経済への影響がだんだん弱くなってきたが、克服したというにはまだ早い。世界経済について、2009年は『困難な一年』だったら、2010年は『不確定性の高い一年』だ」と述べました。
ゼーリック総裁はまた、「金融危機で世界経済の構成が変わる。中国とインドは世界を引っぱり、金融危機を克服している。東南アジア、ラテンアメリカ、中東とアフリカの国々も経済回復の重要な力になっている。アメリカだけに頼ることなく、多極化的な経済構成はより世界が安定する」と語りました。
国際通貨基金の予測によりますと、2010年、世界経済の成長率は3.1%増です。(オウギ/村田)
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