温家宝首相は27日、北京で新華社通信のインタビューを受け、世界各国が手を携えて、共に気候変動に対応すべきだと強調しました。
温家宝首相は、「『国連気候変動枠組条約』と『京都議定書』は先進国に2020年まで、二酸化炭素の排出を40%削減するよう求めており、また、先進国が発展途上国の気候変動対策に必要な資金と技術を支援するとしている」と指摘し、「今も世界で16億人が電気が使えず、23億人が燃料を石炭や薪に頼っている。中国はここ数年発展したものの、一人当たりの電気使用量は先進国の3分の1から6分の1に過ぎない。千人あたりの自動車保有量も先進国の数十分の1に過ぎない。我々は環境を犠牲にすることを代価に経済の発展させるという先進国の二の舞を踏まない。しかし、中国の発展のためにしかるべき権利を得るべきだ」と話しました。
温首相はさらに、中国がコペンハーゲン会議において積極的で、建設的な役割を果たしたと表明し、「世界各国は会議の成果を肯定し、前向きにならなくてはならない」と述べました。(翻訳:Yan、吉野)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |