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上海万博・日本館の竣工式行われる

2009-12-27 17:13:29     cri    


日本館

 来年5月に開幕する上海万博に向けて、大半のパビリオンが建設中である中、2 6日、日本館は他国に先立って竣工式を行いました。日本館はオーストラリア館、アラビア首長国連邦館に次いで、3番目の竣工となりました。

 建物は3階建で、延床面積は7200平方メートル、主催国中国を除く国家館の中でもっとも大きなパビリオンとなっています。紫色のドーム型の建物は、その外観から「紫蚕島(かいこじま)」という愛称が付けられています。"生命体のように呼吸する建築"をコンセプトに、最新の環境・省エネ技術が取り入れられており、太陽光発電膜や雨水をためて屋根に散水することにより建物全体を冷やす「エコチューブ」と呼ばれる技術など、いずれも世界初の試みだということです。


作業員らが「聯接(つながり)」と書かれた書道を囲んで記念撮影

 今回の日本国家館は企業が協賛する形式を初めて採用し、130億円の資金は政府出資に加えて、パナソニックやトヨタなどの企業からの提供です。

 これからは内装工事や展示品の搬入作業に入り、2010年3月をめどに準備が進められるとのことです。

 日本館の出展メッセージは「つながろう!調和のとれた未来のために」で、過去、現在、未来の3つのゾーンに分けて展示を行います。ゾーン1では遣唐使時代からの中日の文化交流を映像技術で映し出し、ゾーン2では日本文化の発展成果を、四季の風景を通じて表現します。ゾーン3ではロボットが登場するプレショーの後、自然と調和の取れた未来を描き、中国の昆劇*と日本の能のコラボレーションによるミュージカルが上演される予定です。


館内から見上げた「エコチューブ」

 また、万博期間中館内には90席の和食レストランが設けられ、上海の近年の和食ブームに合わせて、価格帯は300~600元(日本円にして4000~8000円)とやや高級な本場の日本料理が提供される予定になっています。(取材:黄恂恂)

 *昆劇:京劇にも影響を与えた中国の伝統演劇。

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