中国は来年2010年に、自由貿易区の建設を強化し、二ヶ国間と多国間の貿易関係を推し進めていく計画を立てています。

　中国の陳徳銘商務相は24日北京で開かれた全国商務活動会議で「いま、貿易保護主義がひどくなり、多国間交渉が難航しているが、中国は自由貿易のネットワークを拡大し、自由貿易区に関する交渉を推し進めていく。つまり、中日韓、及び中国とスイス、中国と韓国の間の自由貿易区の設置可能性に関する研究を加速化させ、交渉開始の条件作りに努めていく」と語りました。

　関係者者は、「中国は、ドーハラウンドに参加し、それを推し進め、それぞれの場を利用して多国間と二ヶ国間の経済貿易協力を推し進めていく。更に、中国・アフリカ協力フォーラム、中国・アラブ協力フォーラム、中国とポルトガル語圏国家との経済貿易協力フォーラム、中国・カリビアン諸国経済発展協力フォーラム、それに中国・太平洋島国経済発展協力ファーラムなどのメカニズムを十分に利用して、発展途上国との経済貿易協力を進めていく」と語っています。（翻訳：李軼豪）