FAO・国連食糧農業機関が1日、ローマ本部でまもなく開かれるコペンハーゲン国連気候変動会議について政策ダイジェストを発表し、「農業は発展途上国の気候変動対応の上で重要な役割を果たすことができる。適切に処理すれば、気候変動と食糧安全の協調を実現させることができる」と述べました。
このダイジェストは、「農業温室効果ガスの排出量の、排出総量に占める割合はわずか14%しかないが気候変動問題解決方案における重要な一部分である。たとえば、農業炭固定技術、つまり、堆肥やマルチフイルム被覆などで土壌の炭素排出を防止する技術によって、90%の農業炭素の排出が削減された。また、発展途上国はこの面でさらに70%を削減する潜在力がある。気候変動は、旱魃や洪水などの自然災害を起こし、世界食糧安全に大きな脅威をもたらした。農業炭素固定技術は気候変動対応に用いられるだけではなく、農業生産高の向上にもプラスとなる」と述べています。
ダイジェストはさらに、気候変動や食糧安全の課題を解決するため、発展途上国に資金援助を提供するよう国際社会に呼びかけています。(翻訳:トウエンカ)
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