温家宝首相はこのほど東部の都市南京で、「中国は実際の行動をとって、温室効果ガスの排出削減目標を必ず実現する」と強調しました。

　これは温首相が第12回中国―EU首脳会合終了後の記者会見で述べたものです。温首相は席上「中国は温室効果ガスの排出削減目標このほど発表した。これは充分な論証を経た、科学的かつ現実に見合った決定であり、自主的かつ真剣な約束である。この目標達成には大きな努力が必要であり、中国は気候変動問題では、世界に大きく寄与していく。中国は断固として持続可能な発展の道を歩んでいく」と述べました。

　温首相はさらに、「中国政府は気候変動問題を非常に重視しており、一連の政策を講じてこれまで著しい成果を収めた。しかし、中国はなおも発展途上国であり、いまは工業化と都市化プロセスでの重要な段階にある。歴史上の総計からみても、一人当たりの平均数から見ても、中国の温室ガスの排出量は先進国よりかなり少ない。経済の発展に伴い、中国の排出量は合理的に増えているが、これは発展する上での基本的条件である。つまり、発展してはじめて、気候変動問題に対応する能力を強化することができる」と語りました。（11／30　翻訳者：Lin）