中国外務省の楊潔チ外相は29日、南京でEU・欧州連合輪番議長国であるスウェーデンのカール・ビルト外相、欧州委員会対外関係担当のベニタ・フェレロワルトナー氏らと会談しました。

　この中で、楊潔チ外相は中欧関係の発展を評価した上で、「『リスボン条約』はまもなく有効となる。中国はEUと共に、このチャンスを契機にして、双方の全面的な戦略パートナーシップを新たな段階に引き上げたい」と述べました。

　これに対して、EUの高官らは「EUは中国との関係を重視し、中国と共に、政治の対話と経済・貿易協力を強化し、金融危機や気候変動などの国際問題における交流と協調を強化したい」と示しました。(万、吉野)