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温首相、ユーロ圏3機関首脳と会談

2009-11-29 20:16:47     cri    

 中国の温家宝首相は29日、第12回中国ヨーロッパ首脳会合のため、南京を訪れているユーログループのユンケル議長、欧州中央銀行のトリシェ総裁、欧州委員会のアルムニア経済・通貨問題担当委員と会談しました。双方は保護貿易主義に反対することで一致するとともに、現在、景気刺激策の出口戦略を持ち出すことは時期尚早だとの考えを示しました。

 温首相は「各国のマクロ経済政策の重点は依然として危機対応と景気の刺激で、尚早にブレーキを踏めば、これまでの成果が水の泡になる」として、「中国とヨーロッパは重要な経済体であり、かつ協力パートナーである。実際の行動で保護貿易および保護投資主義に反対していくべきだ」と述べました。

 これに対して、ユーログループのユンケル議長は、中国の内需拡大政策を賞賛しました。その上で、「当面、世界経済には不安定、不確定な要素が存在する。まだ出口戦略をうんぬんする時期ではない」として、保護貿易主義に反対する立場を示しました。

 人民元の為替レートについて、温首相は「人民元レートの安定確保は世界の金融安定と経済発展に寄与した」とした上で、「主体性、コントローラビリティ(制御可能性)と漸進性の原則に従い、人民元為替レートの柔軟性を強化し、人民元為替レートを合理的でバランスの取れたレベルに維持していく」と述べました。

 また、ユンケル議長は「世界の主要通貨準備国は責任を持って、自国の財政と通貨の状況を改善するべきである。EUは中国と通貨政策における交流や協力を強化したいと考えている」と述べました。(翻訳:ヒガシ)

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