イランの核開発問題で、IAEA・国際原子力機関は27日、イランに第2の核施設の建設中止などを求める決議を採択しました。イラン核問題に関するIAEA決議は2006年2月以来となります。
この決議はオーストリアのウィーンで開かれている定例理事会で、3分の2以上の賛成で採択されました。決議は、イラン中部にある第2の核施設の建設を即時中止するとともに、IAEAに申告しないまま核施設を建設することを2度としないよう求めました。さらに、イランの核開発計画でいまだに明らかにされていない情報をすべて公開し、国際社会と全面的に協力するよう要求しました。
決議を受けて、イランのソルタニエIAEA担当大使は「これは政治的な行為で、イランとIAEAの協力に影響する」と述べ、決議に従わない姿勢を示しました。その上で「核開発は続ける」と表明しました。(鵬)
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