フランス外務省は30日イランに、IAEA・国際原子力機関が提案したウラン濃縮活動の停止をめぐる核燃料供給の草案に対して明確な態度表明を求めました。
外務省国務院のベルナール・バレーロ報道官は同日メディアに対し「イランはこの草案を検討するという口頭の返事をIAEAに伝えているが、イランに対して書面に由る回答を直ちに提出することを希望する」とし、「イランが態度を表明した後の対応策をめぐって、フランスは関係国との交渉を急いでいる」と述べました。
米国、ロシア、フランスとイランの代表は21日から、IAEA・国際原子力機関の本部があるウィーンで3日間にわたってイランの核燃料供給をめぐって会談を行いました。最終合意には達していませんが、IAEAのエルバラダイ事務局長が提案した草案を検討することに意見が一致しました。この草案によって、イランは自主的にウラン濃縮の関連活動を取りやめ、核燃料をほかの国に生産してもらうことになります。フランス、アメリカとロシアはこれに賛成しましたが、イランはまだ正式な態度を表明していません。(翻訳:KH)
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