イランのアフマディネジャド大統領は19日、イラン西北部のタブリーズで、「西側諸国が挑発的かつ傲慢な態度を改め、イランの権利を尊重するのであれば、双方の関係が改善される見込みもある」と明らかにしました。
また、アフマディネジャド大統領は、「関係国が詐欺的ないし破壊的な行動を引き続き取るようであれば、イランはこれまでと同じように強く反発する」と強調しました。
アメリカ、ロシア、フランスとイランの代表は先月、核燃料問題に関する交渉を終え、IAEA・国際原子力機関の協議草案を審査することに同意しました。草案は、今年末までに1100キロの低濃縮ウランをロシアに移送し、20%程度の濃度にした後、さらにフランスに移送し、医療研究用の燃料に加工することをイランに求めています。
これを受けて、イランは18日、IAEAの提示した国外移送案に同意しないことを示し、「イラン国内でウランと核燃料を同時交換するという新たな枠組みの中であれば、交渉に応じる」ことを表明しました。(Katsu/田中)
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