新型インフルエンザウィルスにこのほど変異性と抗薬性が現われ、これまで使っている薬やワクチンの効果について人々の懸念を引き起こしています。WHO・世界保健機関はこのほど「ウィルスの実質的な変異は発生しておらず、抗薬性ウィルスも人から人へと感染する能力がないため、ワクチンと薬物は依然として有効だ」と明らかにしました。

　WHOのアブラハム報道官はこのほどメディアに対し、「感染状況や臨床の特徴から見れば、新型インフルエンザウィルスは比較的安定しており、これまでの抗ウィルス剤やワクチンは引き続き役割を果たすだろう」と語りました。

　これまでに、ノルウェー、ウクライナ、アメリカ、メキシコ、ブラジル、日本、中国など７ヵ国でウィルスの変異が報告されましたが、具体的な症例はまだわずかです。WHOと中国の専門家は、「当面発見したウィルスの変異は偶然的かつ孤立した症例であり、関連性はない」と見ています。（11／26　翻訳者：Lin　チェッカー：吉野）