国際環境保護団体グリーンピースが報告書の中で、北京の4店舗のスーパーが販売する野菜と果物に残留農薬が検出されたと発表したことを受けて、中国衛生省は18日、農業省、国家品質監督検査検疫総局および北京市政府が調査を行った結果、報告書が言及する野菜と果物の安全性に問題は確認されなかったことを発表しました。
グリーンピースは先日、ホームページに野菜と果物の安全状況に関する報告書を発表しました。その報告書の中で、北京の4店舗のの大型スーパーが販売するメロン、りんご、桃、スモモ、サクランボから、発がん性のある17種類の農薬成分が検出されたことを明らかにしました。
これを受けて、中国衛生省は、「グリーンピースが報告した17種の農薬はいずれも、国内外の農業生産や保存過程において、ごく一般的に使用されているものである。中国の『食品農薬最大残留量』の規定に基づき検査を行ったところ、いずれのサンプルから検出された残留農薬も基準を超えてはおらず、使用が禁止されている毒物や農薬成分も検出されなかった」と述べました。
衛生省はさらに、「食品安全法の普及に取り組んでいる。関連機関が食品安全のモニタリングや評価の結果を公表する際、『中国食品安全法』に合致するべきであり、『真実、正確、客観』の原則に従わなければならない」と指摘しました。(11/18 翻訳者:Lin)
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