中国最大の自動車部品メーカー・北京京西重工有限会社（京西重工）は2日、アメリカのデトロイト市で、デルファイ（Delphi）社の一部業務を買収する契約にサインしました。

　買収の具体的な内容は明らかになっていませんが、京西重工が4月に公表した買収計画によりますと、デルファイ社がアメリカ、ポーランド、フランス、イギリス、メキシコ、中国などに設けた13の自動車の車台の生産工場と技術センターを買収し、BMW、AUDI、フェラリ、GMなどの高級車に引き続きサービスを提供します。

　関係筋によりますと、今回の買収額は9000万ドルに達し、新しい会社は元の会社の管理チームを引き継ぎ、社員数は3000人で、本部はそのままデトロイトに残るということです。

　なお、京西重工は2009年3月に成立し、首鋼国際グループが51%の株式を持っています。京西重工は今回の買収を通じて、世界レベルの自動車部品製造メーカーを目指しています。（朱丹陽）