中国の元体操選手で「体操の王子」とも呼ばれる李寧氏が、中国人としては初めて、国連食糧計画(WFP)の飢餓撲滅大使に選ばれました。WFPが13日、中国との提携30周年を祝う式典で明らかにしました。

　李寧氏は今年末、バングラデシュを訪問し、中国からの援助金の使途状況を調査する予定です。

　なお、WFPは過去30年で中国に10億ドル相当の食糧を無料支援し、これにより3000万人が恩恵を受けました。その一方、中国政府はこれまでに、WFPの各国での支援事業に合わせて3300万ドルを超える義捐金を送りました。(鵬)